嫌いな人と過ごすほど苦痛なことはありません。
中にはしつこく執着されて恐怖を感じている方も、いらっしゃると思います。
元カレや元夫、上司や同僚、ママ友、ご近所、親戚など縁を切りたくてもできない場合は多々あります。
強い言葉で断ち切ろうとして、相手のさらなる執念や怨恨の障りを受けてしまうのも怖いですよね。
中には攻撃的で何かと妨害してくる人物もいます。
悪縁切りは何も人間に限ったことではありません。
病気や悪運、因縁、厄、悪い習慣、などの悪縁も縁切り神社は、祓ってくださいます。
私が今までお参りして縁切りに成功した、おすすめの神社と参拝方法をご紹介します。
悪縁切り神社に行く前に
縁切り神社には、入るのをためらってしまうような独特の雰囲気が漂っています。
「あーやだやだ!あんな奴大っきらい!」
「どうして私がこんな目に合うの?」
という訪れた人達の負の気持ちが、漂っているからかもしれません。
自分も同じ気持ちで行っているくせに言うのもなんですが、他人のマイナス想念がついてきそうで怖い感じです。
でも、悪縁を断ち切ることは、新たに良縁を結ぶために必要なことです。
せっかくの良縁を邪魔させないためにも、悪縁切りは気合を入れて成功させなければなりません。
縁切り神社で悪縁を断つために、必要な準備をご紹介します。
①粗塩
縁切り神社に限らず、初めてお参りする神社には粗塩を持っていくことをおすすめします。
神社が全て清浄な空間とは限りません。
前述したように、他の参拝客のマイナス想念や因縁をもらいうけてしまうかもしれません。
お参りを終えて鳥居から出た時、自分の肩に粗塩をふりかけておくと、悪いものがついてきません。
神社に悪いものなんてあるわけない!と思いがちですが、神社にも色々あります。
祟りを納めるために建てた神社や、大勢の敵を埋めた場所に神社を建てた例も沢山あります。
昔、首塚だった所に建てた神社が「縁結び」「金運」と宣伝して、参拝客を呼び寄せていることもあります。(参拝客は知らずにお参りしています)
特に縁切り神社には、マイナス想念が渦巻いていますので、粗塩でのお清めがは大事です。
②清酒(ワンカップ)
神様にお供えするためのお酒です。
御祈祷を受けるのなら別ですが、悪縁切りをお願いするのに小銭ではいけません。
ワンカップの清酒を2本、本殿の前にお供えしてください。
③光るもの
光るものは、マイナスのものから身を守ってくれます。
ブレスレットやペンダント、指輪など安いものでも大丈夫です。
④黒い服はNG
黒は魔を呼ぶので避けましょう。
意を決して、縁を切るために参拝するのですから、ちょっと改まった服装で行った方がいいようです。
「お願いに上がる」わけですから、失礼のない服装にしてください。
関西の縁切り神社おすすめBEST3
第三位 円珠庵(鎌八幡)
この神社は大東亜戦争の空襲から奇跡的に復興をとげ、榎の霊木が蘇生したことから有名になりました。
霊木の鎌を打ち立てて、悪縁を断つ独特の方法があるようです。
鎌八幡神社の絵馬
実際に参拝すると、本当に木の幹に鎌が突き刺さっていて「御霊木にこんなことして罰は当たらないのだろうか」と心配になります。
この鎌の打ち込みは特別祈祷になります。
一般の御祈祷は(鎌の打ち込みなしで)連続祈祷をしていただけます。
悪縁にうんざりしたり悩まされている時、毎日御祈祷していただけるのは心の支えになりますし、ありがたいことです。
御祈祷を受ける際は、電話で予約してください。
第二位 安井金毘羅宮
ストーカー被害など、恐怖を感じる程に相手なら安井金毘羅宮がおすすめです。
なんといっても御祭神は、日本の三大怨霊と呼ばれる崇徳天皇です。
崇徳天皇は和歌を愛す温厚な性格の天皇でしたが、謀略に巻き込まれ流罪となり「日本の大魔縁になる」と恨みを残して亡くなりました。
崇徳天皇は島流しになった時、寵姫の阿波内侍と悲しい別れをなさっています。
それで、自分と同じ悲しみを味わなくてもいいよう、悪い縁を断ち切ってくださるそうです。
本殿でお参りした後、形代に願い事を書き、心の中で強く縁切りを念じながら「縁切り碑」をくぐります。
この時、願い事は具体的に念じてください。
「嫌いな上司に会いたくない」と願ったら、会社が潰れて失業してしまったという話は有名です。
手段を選ばない神社なので、願い事は詳しく。
例えば「大嫌いな上司だけが別の部署に移動になって、私は嫌な思いをせずに今の部署で楽しく仕事ができますように」
安井金毘羅宮は縁切りだけでなく、縁結びでも有名なのだそうです。
悪縁を切って良縁を結んでくださる神社でもあります。
御祈祷は郵送でも受け付けてくださいます。
有名になりすぎて、日中は混んでいることもあるそうです。
本気の悪縁切りは、できるだけ人の少ない時間帯がおすすめです。
第一位 大神神社(三輪さん)
大神神社は、本当は縁切り神社ではありません。
縁切りというより、仕事や結婚の縁を結んでくださる神様です。
なぜ、ここでご紹介するかというと、良縁をお願いすると
「悪縁を切って良縁を結び直してくださる」
神社だからです。
普通は縁切り神社で悪縁を断ってから、別の神社で良縁祈願や健康祈願、商売繁盛などのお願いしますよね。
でも大神神社は良縁をお願いするだけでいいのです。
私が鑑定した中にも救われた方が何人かいますので、一例をご紹介します。
40代のAさんは大手の企業に勤めていましたが、上司のパワハラが日に日にひどくなっていきました。
当時、女性へのセクハラは許されない雰囲気でしたが、男性の上司から男性の部下へのパワハラは見逃されていました。
誰にも訴えることができず、私の元へは「転職できるかどうか占ってほしい」ということでおいでになりました。
40代の転職は難しいにも関わらず、Aさんは恵まれた大手企業に辞表を出すことを考えるほど、追い詰められていました。
鑑定の結果Aさんはその年、転職のように大きな動きをする運気ではなかったので、「退職届を出してはいけない」と申し上げました。
私は何人か同じ境遇の人が大神神社にお参りして、運気が変わり問題が解決したのを思い出して
「大神神社にお参りしてください」とアドバイスし、お願いの仕方もお伝えしました。
それは
「仕事がうまくいきますように」
「辛い環境が変わり働きやすくなりますように」
とだけお願いするというものでした。
「あのひどいパワハラ上司がいなくなりますように」
「あいつに罰が当たりますように」
なんてお願いしなくてもいいのです。
3か月後にAさんから連絡があり「今回の人事異動でパワハラ上司が転勤になり、自分が望み通りのポストに昇進できた!」とのことでした。
大神神社の神様は口に出してお願いしなくても、悪い縁を祓って良縁(良いポスト)を授けてくださったのです。
大神神社は鳥居をくぐった瞬間から、「御神域に入った」という清々しい空気を感じます。
私の一番おすすめの神社です。