子供の頃は、天狗のお面でしか馴染みのなかった天狗様ですが、神仏としてお祀りされていると知ったのは、大人になってからでした。
天狗様の神社
岐阜には天狗様をお祀りした神社があります。
古井の天狗山(こびのてんぐやま)といいます。
昔、占いの師匠に連れて行ってもらったのですが、壮観なくらい天狗だらけです。
壁だけでなく天井まで天狗だらけ。
観光スポットにもなっているそうです。
ここは願望成就のパワースポットとも言われています。
私がお参りした時、ちょうど宮司さんが般若心経をあげていらっしゃったのですが、しばらく何のお経かわからなかった程、訛りが強かったのを覚えています。
御祭神は荒薙大神、御嶽大神、白姫明神、最上稲荷、子育て地蔵尊、観音様をお祀りしています。
入館は無料ですが、車かタクシーでないと行けません。
本殿は壁から天井まで、ずーっと天狗様のお顔があって、一人で行くとちょっと怖いかもしれません。
天狗様は、古くから除災開運などの厄除けに御利益があると言われています。
高尾山の薬王院も有名ですよね。
鎌倉の建長寺や栃木の古峰神社なども、天狗様の厄除け祈願に訪れる人が多い神社です。
関西ではやはり、京都の鞍馬山です。
天狗様の正体とは
天狗は「猿田彦大神」の化身と言われています。
猿田彦大神は天孫降臨に際して、道案内をした神様です。
そのことから、導きの神様と言われています。
祝詞には、猿田彦大神は鼻の長さ七尺背丈七尋余りと書かれています。
日本の神様は、あまり外見について詳しく書かれていない事が多いので、こんなに詳細に書かれるのは珍しいことです。
鼻の高さや身長から、猿田彦大神はユダヤ人だったのではないか、という説があります。
ユダヤ人説
猿田彦大神は、日本にやってきたユダヤ10部族の一人だったのではないか、という日ユ同祖論です。
ユダヤ10部族は、エジプトから追われてカナンの地(パレスチナ)に戻った時、12部族のうち10部族の行方がわからなくなったそうです。
世界中に散らばってしまったらしいのですが、そのうちの1部族が日本に来たと言われています。
当時の日本には、縄文人が生活していたのですがうまく共存できたようです。
その時代、四国の剣山に、アークを隠したと言われています。
日ユの共通点
日本の神話とギリシャ神話には似通った所があります。
また、神道の儀式とユダヤ教の儀式には来日したユダヤ教のラビが驚いた程、共通点が多いのです。
山伏とユダヤの修験者の姿はそっくりですし、ヘブライ語とかな文字はとてもよく似ています。
虎の巻
虎の巻語源もユダヤの巻物が由来なのだそうです。
天狗様は山の神とされていて、山伏の恰好をした像も沢山ありますよね。
天狗様が左手に持っているのが、トーラー(虎の巻)と言われています。
忍者が持っている巻物は、修行によって神通力を得た証として天狗様から授けられるものです。
この、巻物は古代のイスラエル人が山の神から授けられる「トーラー」と同じ物とされています。
「トーラー」が虎の巻になったのではないか、という説です。
日本には虎はいないので、トーラー説は納得できますね。
ユダヤ人の10部族が日本に来たという、日ユ同祖論は都市伝説ではなく、もっと信憑性が高い気がします。
石上神宮の七支刀は、ユダヤ教の神事で使うものに、よく似ています。
伊勢神宮にはモーセの十戒があるとも言われています。
もっと不思議なのが、伊勢神宮に行くまでの参道にある石の灯篭には六芒星が彫られていることです。
灯篭の下の部分にあるのが、六芒星(ダビデのマーク)です。
六芒星はユダヤを象徴する印です。
この六芒星は、籠神社の奥宮真名井神社にも使われています。
聖地伊吹山、熊野本宮大社、美作八十八カ所霊場、籠神社、剣山、伊勢神宮を線で結ぶと六芒星になるのも、偶然とは思えません。