空気が読めない人というのは、本当に困ります。
もしかしたら読めないのではなく、わざと読めないフリをしているのではないか。
それとも最初から、空気を読む気などさらさらないのかもしれません。
そう疑ってしまうくらい、グイグイ来る人はいます。
でも相手がしつこいからといって、人前でイヤな顔をするわけにもいきません。
そんなことをしたら、こちらが無作法な人に見られてしまいます。
そんな時の対処法をご紹介します。
立ち入った質問への答え方
普通、そう親しくない人との会話は、相手の表情や言葉の端々から、その会話を続けていいかどうか判断しますよね。
相手が居心地悪そうな顔をしていたら、その話題は早々に変えるべきです。
プライベートな話題については、相手が自分から話すこと以外、聞かない方が無難です。
例えば受験生の子供を持つ親に大しては、幼稚園だろうと大学だろうと質問は避けるのは常識です。
子供や家族の話自体、最初から避けておいた方が安全です。
【ウザいあの人を一瞬で手なずけるオトナの社交術
バルバラ・ベルクハン 、 小川捷子】
でも、それがわかっていない・・・いえ、わかっていてわざと聞いてくる人に対しては、どう返せばいいのか悩みますよね。
相手はたいてい、笑顔で愛想よくグイグイきてるので、そこでイヤな顔をしたらこちらが失礼な態度をとったように見えてしまいます。
そんな時は、こちらもにっこり笑いながらこう言ってみてください。
「さあ、どうなんでしょうねぇ」
これは結構ききます。
身内や自分のことを聞かれてるのに、「さぁ どうなんでしょうね」ってことないですよね。
当事者が知らないわけないのですから。
お互いに知っていること、わかっていることは十分承知の上での「さぁどうなんでしょうねぇ」。
この一言には
「あなたに何か関係あるのかしら?」
「そんな質問にいちいち答える必要あります?」
「立ち入った質問してるってわかってます?」
というこちら側の気持ちが、全部入っています。
「とぼけて見せる」というのは有効な方法です。
「さぁどうなんでしょうねぇ」に対しては、返す言葉はありません。
これを言った時、たいていの人は目を白黒させるか、うつむいてしまいます。
悪気のなかった人は、「立ち入ったこと聞いてしまってごめんなさい」と謝罪する場合もあります。
この「さぁどうなんでしょうねぇ」は、けっこう相手にダメージを与える一言なのです。
ですから多少不愉快な質問をされても、いきなりこの一言で黙らせるのはかわいそうです。
これを言うまでに、いくつかサインは出してあげましょう。
嫌がっているサイン
相手がしつこく立ち入ったことを聞いたからといって、あからさまにイヤな顔をするわけにはいきません。
もちろん、下ネタは別です。
これはセクハラだし、大勢に前であっても不愉快そうな顔をしてかまいません。
・・・というより平然としていると、続けてもOKのサインだと思われてしまいます。
例えば、相手が「お子さんって今何歳ですか?」「そろそろ受験ですね」「もう志望校決まってるんですか?」
「きっとご優秀なんでしょうね?」「高校はどちら?」
なんて聞いてきたとします。
もちろんこれは例え話で、他にも家族のこと、仕事、就職、結婚、離婚、色んなことにクビを突っ込みたがる人はいるものです。
でも、イヤな顔やキッパリした拒否をしなくても、通じるサインはあります。
目をそらす(相手とは別の方向を見る)
気のない相槌
時計を見る
腕組みをする
笑わない
これは、わかりやすいし、「質問を嫌がっている」という気持ちは十分、相手に伝わります。
無作法の一歩手前の行為なので、相手が話題を変えてくれたら、腕組みはやめてあげてください。