なぜか人になめられてしまう人がいます。
私は占い鑑定をしているので、たまに「人からなめた態度をとられて悔しい」
といった相談を受けることがあります。
実は「人になめられやすい人」には、いくつか特徴があります。
なめられやすい人の外見
なめられやすい人の外見の特徴は「わかりやすいスキがある」ということです。
でも、これはちょっと直せばいいだけなので簡単です。
身だしなみを整えることは、自己紹介と同じで「自分がどんな人物であるか」を相手にわからせる行為でもあります。
靴
→毎日ピカピカに磨くか新しい靴を買ってください。
汚れた靴をはいていると身なりにかまわない人という印象を与えます。
これがなめられる要因になります。
軍人や自衛官は毎日ピカピカになるまで靴をみがきます。
高級将校の身なり、立ち居振舞いには決してスキがありませんよね。
身だしなみを見れば、仕事ぶりや性格、能力まである程度わかるからです。
一分のスキもない外見は靴から始まります。
服装
→年齢と体型に合ったものを選んでくださ い。
自分の年代に合ったファッション誌を見れば、どんなものを着るべきかだいたいわかります。
ネットでも簡単にセンスのいい服が検索できます。
柄物同士を合わせたり原色の組み合わせなど、相当センスがないとやってはいけないことに挑戦するのはやめた方がいいかもしれません。
男女関係なく無理な若作りも、なめられる要因です。
「あぁこの人、若く見られたいんだな」「自分では若いつもりなんだな」
と周囲は見ます。
その結果、弱点がわかりやすい人物としてなめられる原因になります。
髪型
何かこだわりがあるのか、気に入っているのかわかりませんが、平凡な容姿の人は変わった髪型をしてはいけません。
男性のセンター分け、ロン毛、意味のわからないパーマなど。
女性のクルクルパーマ、爆発したように広がったロングヘア、センスのない人のマッシュルームカットなど。
見渡してみて、自分と似た髪型の人がいなければ、美容院を変えた方がいいかもしれません。
個性より平凡を選んだ方が、なめられません。
姿勢
猫背や下を向いて話す癖は、自信がなさそうな印象を与えます。
癖になっているとなかなか直らないものですが、ストレッチや背伸びの習慣をつけて改善してください。
「自信がなさそう」というだけで、ビジネスの場では不利に働きます。
また、何があっても「言い返してこない」「仕返しをしなさそう」という印象を与えます。
「言い返さずに黙って我慢する人物」という印象は、なめられる一番の原因です。
なめられる人の態度
なめられる人の態度にも特徴があります。
一言でいうと「威厳がなさすぎる」ということです。
一度、対人関係でイヤな思い出があると、ずっと尾を引いて自信なさそうに振る舞ってしまうのかもしれません。
また、考えていることが顔にでやすい人も、「わかりやすい人」と思われてしまいます。
すぐに感情的になる
私は女子校の出身なので、新任の若い男性教諭が生徒達からなめられて散々な目に合っているのを何回も見ています。
なめられる教師はたいてい、すぐに怒鳴ったり机を叩いたりするタイプでした。
ちょっとからかってみたら、すぐに反応するので女子高生たちから面白がられていたのです。
新任の男性教諭は声が枯れるほど怒鳴りまくった挙句、胃薬を飲む所を生徒に目撃されてしまい、さらになめられるという悪循環になりました。
何か気に障ることを言われた時、すぐに感情的になると相手の思うツボです。
同じ条件下でも、なめられなかった教師はいちいち声を荒げたりはしませんでした。
相手が面白がっている場合、決して感情的になってはいけません。
落ち着きがない
常に動いたりしゃべったりしていると、落ち着きのない人に見えてしまいます。
「じっとしていられない」人は、言葉は悪いのですが周囲の人をイラっとさせることがあります。
それが原因で、なめた態度をとられることもあるので、できるだけ落ち着いてじっしてみるとか、早口をやめるなど、工夫してみてください。
それだけでも、周囲の態度が変わるはずです。
じっとしている練習のために、自分の部屋で座禅を組んでみるといいかもしれません。
座禅を組んだり瞑想をしてみると、自分がどれほど落ち着きなくソワソワ動いているか、自覚できるはずです。
落ち着きのない人は呼吸が浅いことが多いので、深く息を吸ってゆっくり吐く練習もおすすめです。
人と視線を合わせない
自分ではちゃんと視線を合わせているつもりでも、顔が相手の方を向いているだけで、
視線を合わせていない場合があります。
目玉だけきょろきょろ動かしたり、瞬きが多かったり。
「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますよね。
まっすぐに相手の目を見て話せない人は、「自信がなさそう」「信用できない」などマイナスの印象を与えてしまいます。
「目玉だけ動かして相手を見る」という癖は、改めた方がなめられません。
甲高い声と早口
甲高い声も早口も、幼稚で落ち着きのない印象を与えます。
私の高校時代、絶対に誰からもなめられない威厳の塊のようなシスターがいました。(ミッション系だったので、シスターも授業を受け持っていた)
前述のなめられた男性教諭とは対照的に、誰からも尊敬されていたのです。
騒がしい教室にそのシスターが入ってきたとたん、生徒達は静かになりました。
たまに騒がしい時も静かな声で「皆様、お静かになさいませ」
と言っただけで、若気の至りど真ん中のJK達が、姿勢を正して授業を聞きました。
そのシスターの授業は聖書についてのもので、受験とは全く関係ない教科だったにも関わらずです。
普通、入試と関係ない教科の教師は、授業を無視して他の教科の勉強やおしゃべりに励む生徒達に手を焼いていましたが、そのシスターには全員が従ったわけです。
いつも背筋をしゃんと伸ばして、視線はまっすぐ、柔和な表情。
低い落ち着いた声で話す方でした。
なめられない接し方
人になめられがちな人は、毅然とした対応をしていません。
「断るのが下手」というのは、優しさとは違います。
そして一回NOの返事をしたら、絶対に譲歩してはいけません。
押しの強い相手は、何回もしつこく頼んだり誘ったりしてきますが、そこで「じゃあ、今回だけ」なんて言ってしまうとなめられます。
「しつこく言えばこちらの言い分を飲む人」と思われるのです。
毅然とした態度で断って話を打ち切ったら、そこで話はお終いです。