社会で上手に生きていくために必要なこと~戦略的に人から好かれるメリット~お金と成功を手に入れる処世術

社会に出て上手に生きていくためには、戦略も必要です。

皆が生まれつきカリスマ性があったり、人に好かれる魅力を兼ね備えているわけではありません。

社会でうまくやっている人達は、皆多かれ少なかれ戦略的に「人から好かれる自分」を演出しています。

ありのままの自分、本物の自然体でふるまうと損をするだけです。

 

 

上手に生きるための戦略

「人から好かれる自分」を演出する戦略的な方法は、思うよりずっと簡単です。

人が嫌がることを率先してやったり、皆にいい顔をする必要はありません。

自分の本音をぶっちゃけなければいいのです。

一言でいうと「旗幟を鮮明にしない」ということです。

人前で自分の主義主張をハッキリと押し出すタイプは、意見の合わない人との軋轢が起こりやすいものです。

自分の本音をいちいち他人に言わなければ、「意見の合わない人」は出てこないはずです。

 

人から好かれる=「いい人だと思ってもらう」ことです。

周囲の人から「いい人」だと思われると、人生は劇的に変わります。

「いい人」の元には、人や仕事、お金が寄ってくるものです。

人を引きつける魅力というものは先天的なものと、自分の工夫一つでできる後天的なものがあります。

後天的な魅力は、簡単に手に入ります。

生まれつき不器用で口下手だったとしても、社会で上手に生きていくコツ(戦略)をご紹介します。

 

好かれる人の共通点

人から好かれる人には共通点があります。

人を引き付けるからといって、全員に強烈なカリスマ性が備わっているわけではありません。

「普通のいい人」が人を引き付けるキーワードです。

いい人というのは、決してお人よしと言う意味ではありません。

本当にいい人になるのではなく、「いい人のようにふるまう」だけでいいのです。

周囲が「いい人」と思ってくれれば、それがあなたの評価となります。

 

いい人と思われている人の特徴

  • 穏やかで感情が安定している(怒りを露わにしない)
  • 否定的な言葉を口に出さない
  • 誠実な人柄
  • 人の邪魔をしない
  • 悪口や批判、陰口、文句を言わない
  • 清潔感のある服装
  • 褒め上手
  • 与えられた仕事を的確にこなす
  • 遅刻しない

こんな人が職場や学校にいたら、誰だって友達になりたいと思いますよね。

これらの条件がそろっている人の元には、人が寄ってくるし「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえます。

先ず敵ができません。

「敵がいない」「嫌っている人がいない」というのは、自分の足を引っ張る人がいない、という意味なので職場でのストレスは、かなりなくなるはずです。

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いい人になるメリット

「良い人」=「損をしがち」「良い人どまりで終わりがち」

と思っている人は多いかもしれません。

でも周囲から「いい人」と思ってもらえる事は、社会生活を送る上で大きなメリットとなります。

得なことしかない、言ってもいいくらいです。

「あの人ならもめごとは起こさないだろう」

「あの人ならうまくやってくれるはず」

「和やかな雰囲気で仕事ができるはず」

といった信頼は、就職だけでなく昇進や商談などにも、大きく関わってきます。

誰だって何かのプロジェクトを立ち上げる時、周囲ともめそうな人を仲間に入れるのはごめんです。

職場に人間関係のトラブルを持ち込みたくない、というのは誰しも思うことです。

「皆から好かれている」というだけで、ある種の信頼感を持ってもらえるからです。

「好かれている」→「信頼のおける人柄なのだろう」「もめごとを起こしたりはしないだろう」「真面目な性格なのだろう」

と最初から勝手に良い思い込みをしてもらえるのです。

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普通、他人から信頼を勝ち取るまでには、長い時間と努力、実績が必要です。

でも、「人から好かれる性格」の人は社内の人間関係や交渉事にも、上手に対処してくれるだろう、と最初から信頼してもらえます。

 

いい人であることのメリットは他にもあります。

前述の通り、いい人には敵ができません。

「チャンスをつぶされない」

「人から邪魔をされない」

ということです。

社会に出ると学生時代より、ずっと厳しい競争にさらされます。

周囲の人から応援してもらえる、という事には大きな意味があります。

「敵がいない」

「これといって自分を嫌っている人はいない」

という事は、足を引っ張る人がいない、ということです。

組織に入ると、足の引っ張り合いは必ずあります。

自分では気が付かないうちに、邪魔をされたりチャンスをつぶされることは、本当によく起こるのです。

「いい人」は邪魔されそうになった時、どこかから救いの手が伸びてきて助けてもらえます。

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いい人になる方法

いい人になるのは簡単です。

本音をぶっちゃけたり、感情を正直に表したりしなければいいのです。

「本音で向き合う」「正直に生きる」ことが、まるで素晴らしいことであるかのように考えている人もいます。

 

でも、考えてみてください。

あなたの本音は、それほど価値があるものでしょうか。

あなたが不快に思っていることを、いちいち周囲に知らせる必要があるでしょうか。

オムツを変えてもらいたい赤ん坊ではないのです。

「感情や内面を他人に悟らせない」

ということは大人になるための、レッスンでもあります。

 

あなたの本音や正直な気持ちは、もしかしたら周囲の誰かと真っ向から対立するものかもしれません。

口にはださなくても「この人とは合わないな・・・」と思われたり、自分が否定されたように感じて傷つく人もいるかもしれません。

そんなリスクを冒してまで、自分の本心をいちいち周囲に伝える必要なんてないのです。

 

穏やかで感情が安定している

人の前で怒りや焦りを見せてはいけません。

例えイライラしていても、顔に出さない練習をしてください。

イラついている時こそ、表情を変えないようにするのです。

溜息や指先でトントンするのも無しです。

 

大嫌いな相手に対しても、穏やかな表情を崩さなければ悪感情を悟られることはありません。

こちらは相手を嫌っていても、相手は何とも思っていない場合もあります。

わざわざ敵を一人増やすことはありません。

誰に対しても同じ調子で話せるよう、練習してください。

 

人の悪口、否定的はことは言わない

嫌いな人の悪口を言うのは、結構楽しいものです。

私も嫌いではありません。

でも、もし今あなたに集まって人の悪口を言い合う仲間がいるのなら、すぐに距離を置いてください。

その仲間は百害あって一利なし。

もしも、あなたは悪口に加わらずに聞き役だったとしても、同じ人種として扱われます。

「悪口、陰口を言う人」はその場では面白可笑しく笑ってすむのですが、後で必ず損をします。

 

一緒に笑っていた人達は内心

「こいつは油断のならない怖い人だ。私のこともどこかで悪口言ってるに違いない」

と警戒するし、辛辣な悪口は必ず当人の耳に入るものです。

その時は何事もなくても、後で必ず足元をすくわれます。

「人の悪口を言う人」というレッテルを張られると、自分の評判を落とすだけで必ず後で損をします。

 

人の邪魔をしない

当たり前のことなのですが、他人の成功や仕事の邪魔をしようとする人は、必ず自分も同じ事をやられます。

 

何かの商談やプロジェクトなど、もめごとを起こす危険のある人物は真っ先に排除されるものです。

どんなに優秀で実績があっても「人がついてきてくれない」という事は、致命的な欠陥です。

結局、一番損をしたのは自分自身ということになってしまいます。

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誠実な人柄
  • 約束は必ず守る
  • ウソをつかない
  • 時間厳守
  • 人をキズつける言葉を使わない
  • 謙遜する

誠実さというものは、アピールしなくても控え目すぎるくらいで、ちょうどいいものです。

誰に対しても、常に同じような感じのいい態度で接していれば、「いい人」と思ってもらえます。

 

 

清潔感とセンス

どんな職種の人でも、清潔感は一番大事です。

清潔感が一番問われるのは、シャツの袖、襟、靴、口臭などです。

清潔感さえあれば、取り立ててオシャレでなくてもそれなりに見えます。

「一緒に歩くのが恥ずかしい」と言われるレベルの人はめったにいませんが、自分独自の不思議なファッションは止めた方が得です。

人に好かれるための服装は、無難なコンサバが一番です。

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褒め上手

これは否定的なことを言わない、という事にも通じます。

相手が「言って欲しいであろう事」を言えばいいのです。

例えば、ルックスのいい人はルックスをほめられるのが大好きです。

一流大学を出た人は頭の良さを褒められたいし、子供やペットの話をする人は「可愛いですね」と言って欲しいのです。

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誰かが自分の考えを述べた時には必ず

「その考え方はいいね」

「本当にその通りだ」

といった共感の言葉を示すことも大事です。(それ程共感していなくても)

「ふーん」とか「うんうん」だけでは、共感が相手には伝わりません。

 

全く共感できなかった時も、自分の反対意見など言う必要はありません。

黙っておけばいいのです。

相手を言い負かしてしまうと、必ず恨まれます。

絶対に論争やケンカに勝ってはいけません。

「適当に話を合わせておく」ことも大人の知恵です。

 

損をしないために

いい人はモテない、と言われています。

その理由は、いい人は周囲から利用されて損をすることが多いと思われているからです。

女性は自分の彼氏や夫が、「利用されてばかりで損することが多い」なんて許せません。

ただの友達なら「ホントいい人ね」ですみますが、夫の場合は自分も運命共同体です。

 

「いい人が損をしがち」なのは、断るのが下手だからです。

これは天然のいい人にありがちです。


でも前述の通り、「いい人のようにふるまう」だけでいいので、「お人よし」になる必要はありません。

いい人の断り方は、できるだけ面と向かって「NO」とは言わないことです。

「逃げる」

「忘れる」

「とぼける」

この方法で後退りしつつ、自分が損な役回りにならないように、その場から上手に消えるのです。

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その人に助けてもらった過去があるなら、話は別かもしれません。

いい人でいるためには、損しない程度に義理を守ることも大事です。

周囲はそんな所もちゃんと見ています。

「義理を欠く人物だ」と思われることは、時にクズとして扱われることもあるくらい致命的だったりします。

自分の分を超えるトラブルからは逃げるべきですが、義理堅い人物であるという評判は今後の人脈作りには重要です。

でも、別に何の恩も義理もないのなら、わざわざ面倒なことに巻き込まれる必要はありません。

 

天然のいい人は、断ることによって相手の感情をキズつけたり、気まずくなることを恐れます。

また「自分にできることなら何かしてあげたい」と思ってしまうようです。

でも、その優しさ故に損な役回りを押し付けられたり、利用されることもあります。

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「いい人」になるのは、「人の役に立ちたいから」ではありません。

自分が社会生活にうまく順応して、自分と同じいい人達と仕事をし、交際するためです。

ですから、他人の話を心から親身になって聞いてはいけません。

親身になりすぎると、手助けしなければいけない状況に追い込まれます。

また、よけいな助言をすることで、本来なら関係なかったはずのトラブルに巻き込まれることもあります。

 

上手な逃げ方

相手に対して義理や大きな借りがないのなら、トラブルや重大な悩み事の相談からは逃げていいのです。

自分にそんな器量もないのに軽はずみに意見を言ったり、アドバイスをする方がどうかしています。

うっかりアドバイスしてしまったがために、巻き込まれてしまうケースは多々あります。

 

こんな時は先ず「その場からうまく立ち去る」ことです。

断りきれずに最後まで事情を聞いてしまうと

「どう思う?」

「どうしたらいいかな」

「あなたが間に入っておさめてください」

「助けてくれるよね」

「これからも相談にのってね」

など面倒なことを押し付けられます。

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先ず最初に言うべき事は

「今は時間がなくて最後まで聞いてあげられない」ということです。

 

「この後、人と会う約束があってね」

「急用の電話みたいだから出ていいかな」

「ところで〇〇の話知ってる?(話題を変える)」

色んな断り方がありますが、ここでもできるだけ相手の感情をキズつけないように逃げることが大事です。

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「逃げる力」

でも逃げ遅れて、トラブルや悩みの相談を相手が話し始めてしまった場合は、あいまいな相槌で逃げましょう。

他人の悩みやトラブルを、心底親身に受け止めてはいけません。

 

普通の相槌は、相手に共感したり質問して会話を楽しむものです。

でも、逃げる時の相槌は

「う~ん・・・そうかぁ・・・」

「あぁ・・・そう・・・うん・・・」

と言いつつ視線を泳がせたり、下を向いたりします。

真正面から相手と視線を合わせてはいけません。

「視線を合わせない」ということは、「お察しください」という気持ちを相手に伝えるためです。

そして何も言質を与えずに、うやむやにしたまま立ち去ります。

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その次に会った時は、相談された事を忘れたフリをします。

正直に「あの件はごめんね。役に立てそうにないんだ」なんて蒸し返してはいけません。

こちらが忘れたフリをしていると、相手も「コイツは役に立ってくれないな」と察して他の相談相手を探してくれます。

あなたは関係ないトラブルや相談に、巻き込まれたり時間を取られずにすむわけです。

 

まとめ

「いい人」として振る舞うのは、あくまでも自分のためです。

自分を犠牲にすることでも、人に尽くすことでもありません。

「いい人」とは「誰にも嫌われないこと」です。

 

いい人になるには、誰に対しても平等に感じ良く振る舞うことが大事です。

人の好き嫌いや怒りを、表情や態度に出してはいけません。

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  • 自分の感情を人に気づかれないように隠す。
  • 否定的な言葉、悪口、批判などは絶対にしない。
  • 常に穏やかで感情が安定している。
  • 相手を褒めて認める。
  • トラブルに巻き込まれそうになった時は全力で逃げる。

これがいい人でいるための極意です。