動物と交信できる霊能者の話~ペットの猫と会話してみた結果

私の占いの師匠は生まれつきの優れた霊能者で、時々面白い話をしてくれます。

師匠は神様や霊魂と交信してお告げを聞く能力があるのですが、同様に動物とも交信できるらしいのです。

 

師匠の家には犬と猫が沢山いて毎日お世話だけでも大変です。

そのうち犬猫だけでなくカラスも遊びに来るようになりました。

師匠が「カァ(おはよう)」と言うと、カラスも同じように「カァ(おはよう)」と返事をするようになったそうです。

人とカラスがお互いに「カァ」「カァ」と言い合っている様を想像すると笑えます。

義理堅いカラスだったようで、残ったキャットフードをあげると「カァ(ありがとう)」と言って、数分ほどどこかに行った後、家族を連れて戻ってきて紹介してくれたそうです。

 

その後、カラスの一家は毎日朝ごはんを食べにくるようになり、家族全員が一列になって「カァ(ごちそうさま)」と言うようになりました。

その時は師匠も「カァ(どういたしまして)」と返事をするのだとか。

 

そんな師匠の家には、おチビちゃんという猫がいました。

生まれた時は小さくて可愛かったため、ずっとおチビちゃんと呼んでいたそうです。

「おチビちゃん」と呼ぶとちゃんと返事もしていたとか。

f:id:shinreikobe:20220216205015j:plain

おチビちゃんはなぜか、同じ日に生まれた兄弟たちよりずっと大きな猫に成長しました。

もうおチビちゃんではないのですが、途中で名前を変えるわけにもいかず、大きくて太った猫はずっと「おチビちゃん」と呼ばれていました。

「後ろ姿は犬のようだ」と師匠から聞いたことがあります。

 

でも去年の12月、突然おチビちゃんが姿を消しました。

呼んでも帰ってきません。

 

出かけていても、ごはんの時間になると必ず戻ってきていたのに。

今まで外泊したことはあっても、ごはんの時間に遅れたことはない子でした。

 

心配した師匠はおチビちゃんの様子を霊視しました。

どこかでケガでもしていたら大変、と思って。

 

霊視したら、おチビちゃんはどこかの家の炬燵に入って、そこの家の人の膝で寝ていたそうです。

 

そこで師匠は思い出しました。

同じ量のごはんを与えているのに、なぜかおチビちゃんだけが他の猫より大きくて太っていること。

他の猫のごはんを横取りしているわけでもないのに、おチビちゃんだけでっぷり太っていました。

 

さらに霊視した結果、おチビちゃんは師匠の家だけでなく、他に2軒の家で飼われていたことがわかったそうです。

3軒の家を自由に行き来してごはんを食べていたから、あんなに太っていたのです。

それぞれの家で名前をつけてもらっていましたが、どの名前で呼ばれてもちゃんと愛想よく返事をしていたそうです。

 

今回突然帰ってこなくなったのは、おチビちゃんの飼い主の一人が

「寒いから外に出てはいけない」

と心配して窓に鍵をかけてしまったためでした。

 

「暖かくなって窓を開けてもらったら、またごはんを食べに戻ってくる」とのことでした。

おチビちゃん、可愛がられてたのは良かったけど、なんて要領のいい子なの・・・

 

師匠は霊視で確かめることができましたが、おチビちゃんの飼い主のうち残りの一軒では、今頃さぞかし心配しているでしょうね。

おチビちゃんは、よその家の炬燵で抱っこされて、ごはんもいっぱい食べてますよって教えてあげたいわ・・・