お盆の先祖供養について~霊感の強い人が霊に憑かれないため~お墓参りで気を付けることお盆は運気アップの大チャンス♪

テレビを見ていると、宗教団体のあこぎな勧誘方法が紹介されていました。

「あなたには浮かばれていない先祖がいる」とか「地獄に落ちる」なんて言って脅すそうです。

確かに浮かばれていない御先祖様がいる場合はあります。

でも、先祖供養は檀家寺に頼むだけでなく、本来は自分自身で行うものです。

新興宗教や教祖様にしてもらうものではありません。

お盆の先祖供養の仕方と、霊感の強い人のお墓参りの仕方について、ご紹介します。

 

 

お盆やお彼岸について

昔と違って、お盆やお彼岸にお墓参りをして、先祖供養を行う家庭はだんだん減ってきています。

それなのに、「地獄に落ちる」とか「先祖が苦しんでいる」という言葉に騙されて、大金を出してしまう人が多いのは、心のどこかで「ちゃんと先祖供養をしなければ」と思っている人が多いということなのでしょう。

お盆とお彼岸は、ご先祖様に思いを寄せる良い機会です。

先祖供養は本来、毎日行うものなのですが、隠居生活でも送っていない限り難しいですよね。

でもお盆と春秋のお彼岸、一年に三回というのは、思い立って御供養するのに、ちょうどいい回数に思えます。

忙しくても、その季節が来たら「先祖供養!」と、改めてお墓参りの日程を決めたりできます。

 

お盆・お彼岸の準備

昔と違って、最近の猛暑は命に関わるレベルです。

梅雨明けあたりの涼しい日に一度、お墓の掃除をしておくと、猛暑の中、雑草を抜いたり大掃除をしたりしなくてすみます。

 

お墓参りの作法

お墓参りでは、行うことはこの3点です。

  • 掃除
  • お供え
  • お経

用意するもの

清酒

粗塩

スポンジ

歯ブラシ

乾いた布

おはぎ6個

お花

お線香7本

ライター

ゴム手袋

 

掃除の仕方

周囲の雑草を抜いてきれいにします。

この時、ゴム手袋があると便利です。

汲んできた水に、清酒(ワンカップ)と粗塩(ひとつかみ)を入れます。

よく混ぜてから、この水を自分の家のお墓の周囲にまいておきます。

これは結界になります。

四隅に粗塩を置くのも結界になるので、できればやってください。

残りの水で墓石を洗います。

掃除で気をつけること

掃除の時は墓石に、少量づつ水をかけて、スポンジで汚れをキレイに落としていきます。

字を彫っている所には、虫が卵を産み付けている場合があるので、色んな角度からチェックしてください。

小さなくぼみ等は、歯ブラシでこするとキレイになります。

汚れを落としたら、乾いた布で水気をとります

 

お供え

お供えは、お花とおはぎ、お線香です。

墓相学では、お供えのおはぎは6個。

お線香は7本となっています。

お仏壇での御供養した時のお下がりは、後でいただいてください。

でもお墓参りの時のお下がりは、周囲の浮遊霊がついている場合があるので、食べずに捨ててください。

昔は、海や川に流していたそうです。

 

お経

先祖供養で上げるお経は、般若心経3回と光明真言48回です。

経本は買わなくても、ネットに出ているので調べてみてください。

これはお墓参りだけでなく、御仏壇での御供養でも同じです。

お経も省略しないで、ちゃんとあげてください。

最初はつかえて、うまく言えないのですが、回を重ねると上手くなります。

 

霊感の強い方のお墓参り

霊感の強い方の中には、お墓参りで体調を崩したり、肩がこるなどの障りが出る場合があります。

浮遊霊に憑かれた場合です。

私も経験があるのですが「もらってしまった時」は、頭痛や吐き気、肩こり、眩暈、悪寒などが起きます。

霊感の無い人に話しても、なかなか信じてもらえないので、自分で対策をとるしかありません。

対策

できるだけ午前中に行ってください。

よそのお墓をキョロキョロしないように、自分の家のお墓にだけ意識を集中します。

「他所の家のことは知りません!」

という強い気持ちで行ってください。

浮遊霊はスキのある人、優しそうな人に寄ってきます。

お墓参りを終えて帰るまで、気を抜かずに頑張ってください。

 

そして、お墓参りの最初のところで書いた「粗塩と清酒」で結界を作ることを、忘れずに行ってください。

粗塩を四隅にまくだけでも効果があります。

帰る時

帰る時は、粗塩を一つかみ持って、自分の後ろに少しづつ落としながら歩きます。

粗塩は浮遊霊がついてこないように、祓ってくれます。

そのまま、後ろを振り返らないで帰ってください。

家に帰る前に

家に帰る前に、できればそこかで軽食か甘いモノでお茶をしてください。

その時、ケーキや軽食を少量、別のお皿にとるか、自分のお皿の端にとっておきます。

心の中で「どうぞ、ご一緒に」と言ってから、ご先祖様と一緒にいただいでください。

身に着けるもの

何か光るものを身に着けてください。

魔は光るものを嫌うので、パワーストーンなどがおすすめです。

別に本物のジュエリーである必要はありません。

ヒマラヤ山でとれた水晶に、金の「玄武 朱雀 白虎 青龍」を彫りこんでいます。

家での祓い方   

家に帰っても体調が治らなかった場合は、粗塩を持ってお風呂に入ってください。

先ず、粗塩で頭から足の指先まで、丁寧にマッサージします。

強くこすると赤くなってしまうので、やさしくなじませてください。

そのまま、粗塩を流さずに湯舟につかってください。

肩までゆっくりつかって、汗と一緒に障りを洗い流します。

 

先祖供養の御利益

恋愛や結婚は、御先祖様の後押しで進むものです。

縁結びは神社で祈念しますが、神様が結んで下さった御縁を進めてくださるのは、ご先祖様です。

 

ちゃんと先祖供養をしていれば、おかしな新興宗教の人から「地獄に落ちる」とか「浮ばれていない先祖がいて苦しんでいるのが見える」なんて言われても、

「キチンと御供養しているので大きなお世話です」って思えますよね。

ただ、祀り忘れはどこの家庭でもあるものです。

調べる方法は、家系図だけでなく戸籍謄本を取り寄せてみるとわかります。

お寺の過去帳などで調べていただく事も可能です。

悪気はなくても、離婚して出戻っていたり、早世している場合などがあると、忘れられた方がいる事もあるので、一度調べてみてください。

直系でないと、戸籍謄本を取ることができません。

親戚で協力して、祀り忘れの確認をしておくと、安心できます。

 

祀り忘れがあった時

檀家寺で特別に、その方のための御供養をしていただいてください。

また、御自身で行う御供養の時に、その方の名前を言ってお経をあげてください。

 

自分で御供養ができない場合

自分の御先祖様の供養は、自分で行うものです。

よその宗教に頼るものではありません。

でも、多忙だったり色んな事情で、自分でお墓参りや御供養ができない場合もあります。

 

一人っ子の女性が他家に嫁いだとか、遠方に住んでいると、なかなか思うように御供養できません。

そんな時は、お墓がある檀家寺に「お供え」を送って、お寺で供養していただくことをおすすめします。

また、「何でも屋さん」など、代わりにお墓の掃除をしてくれるサービスを探すのも、良い方法です。

遠方でなかなか行けないからといって、放置しておくと雑草が生い茂って良くありません。

後は、自宅のお仏壇で御供養してください。

ご先祖様は必ず見ていてくださいます。

檀家寺だけでなく、高野山、書写山、四天王寺などのように、宗派に関係なく供養をして下さる由緒のあるお寺もおすすめです。