M子さんの会見は、(普通の)国民との間に既にできていた亀裂を決定的なものにしてしまいました。
もう忘れてしまいたいと思っていた所に、KKさんがアメリカの司法試験に落ちた、という驚きのニュースが♪
KKの実際の成績
そもそもフォーダム大学の卒業名簿に名前がなく、卒業もできていなかったのでは?という疑いもあります。
卒業していなければ司法試験は受けられない・・・はずですが。
落ちていた時に備えて、これ以上延期にならないように、あのタイミングでの結婚強行だったわけですね。
ヨイショした人たちのコメント
散々、小室氏のことを「世界に通用するエリート弁護士」とか「スーパーマンですよね」「うちの事務所に来て欲しいくらい」などとこちらが恥ずかしくなりそうなヨイショをしていたコメンテーター達の面目は丸つぶれです。
国際弁護士の清原博氏は、「間違いなく合格してますよ!」と太鼓判を押していたのですが、不合格と聞いて
「次があるし再チャレンジできますよ」と力のないフォロー。
山口真由さんは「カマラ・ハリス副大統領でさえLAの試験に落ちたことあるんだから頑張って」と
エールを送っています。
KKの実力
KKの書いた論文がNY弁護士会から表彰された、なんて記事もありましたよね。
国際弁護士のケントギルバート氏によると、実際の話とはちょっと違うそうです。
NY弁護士会には20もの部会があり、その中の一つがKK氏に賞を与えてくれた・・・というだけの話です。
まるで、NYの弁護士会全体から賞賛された、と取られるような紛らわしい書き方でした。
まさか、一人しかもらえない奨学金までもらって、大学側から散々特別扱いしてもらっておきながら落ちるとは思わなかったけど。
Aご夫妻も、落ちてるってわかっていたら当然、結婚は延期にされていたでしょうに。
KKは今まで銀行に2年弱、O法律事務所のアルバイト事務員という二つの職場を経験しています。
内親王に婚約内定者となってからも、彼の有能さをほめるコメントは一つもありませんでした。
普通の青年なら、少なくとも借金問題はカタをつけておくでしょう。
頭を下げてお礼を言って「これから少しづつ返します」と言えばいいだけだったのだから。
二人のNYでの生活はKKの年収が2000万以上とされていたことから、皇室からの援助はないと言われていました。
新しい勤務先の弁護士事務所
新しい勤務先ではさぞかしとまどっているでしょうね。
鳴り物入りで入ってきて、まさか落ちてるなんて思ってなかったでしょうから。
彼が司法試験に落ちたことは海外でも報道されてしまって、M子さん共々恥をさらすことになりました。
その弁護士事務所に同期で入所した学生で、司法試験に落ちたのはKKだけだったそうです。
おまけに新人の分際で、1か月間も休暇をとって帰国。
私達が心配なのは、もはやM子さんのことではありません。
海外で「日本の元プリンセスとその夫」が、笑いものになるのではないかってことです。
KKですが、勤務先の弁護士事務所ではさぞかし居心地が悪そうです。
無事に司法試験に受かった同期の弁護士達から、事務仕事を言いつけられる立場になってしまったわけなので。
彼はO野法律事務所でも、若い弁護士から仕事をいいつけられると「俺は皇族になる男だぞ」
と言い返していた、と報道されていました。
アメリカでは絶対通用しなさそう・・・どころかめっちゃからかわれそう。
アメリカのエリート集団の中で、通用するなんて誰も思っていませんが、新たな醜聞が出てきそうでうんざりします。
会見が招いた危機
M子さんの結婚会見によって、明らかになった問題点は大きくまとめるとこんな感じです。
皇族は不幸であるという印象操作
今回の事件は、皇族は自由のない不幸な生活を送っているかのような印象を与えてしまいました。
あの会見で、まるでM子さんは自分が誹謗中傷の被害者であるかのように振る舞い、心配していた多くの国民に対して啖呵を切ってしまいました。
ワイドショーでは「自由がなくて可哀そう」「皇族にもっと自由を認めるべき」「家柄の呪縛から解いてさしあげたい」などの意見が相次いでいましたよね。
これはお金で雇われて言ってるだけなので、大多数の国民の声とは違います。
皇族に生まれても、品位を保ちつつ幸せな生活を送っていらっしゃる方は大勢いらっしゃいます。
黒田清子さんは、降嫁された後も上皇陛下をお支えし、度々宮中の祝い事にも出席されています。
伊勢の斎宮も御勤めになり、ご夫婦共に元皇族としてふさわしい生活を送られています。
三笠宮家の瑤子様は学習院時代、剣道部の副部長で現在は東京モーターショーの総裁を務めるなど、とても自由のない「お気の毒な籠の鳥」とは思えません。
一般人の自由にはシビアな自己責任が課せられていますが、M子さんの自由にはこれから先もずっと特権がついてまわります。
突然NYに行って、美術館に1800万の年収で就職できるなんて、やはり普通の一般人にはできないことです。
自由のなさをアピールするのなら、この特権はどうなさるのか?が問題になってきます。
皇族が一般人の借金問題に介入。
皇族が一般人のトラブルに介入したことなど、今まではありませんでした。
今までは、「そんなことは誰もなさらない」という常識の元で、国民は安心して皇族への尊崇の気持ちを持つことができたのです。
最悪なことに「M子さんにとっての正義」は、一般人の常識とはかなり距離がありました。
普通、困っていた時にお金を貸してくれた相手に対しては、感謝して返済するものです。
また、他人に400万もの大金を出させて平気でいられる神経も、一般人の感覚ではありえません。
就職した時点で少しづつでも返済するのが普通ではないでしょうか。
「あれはもらった金だから返す必要はない」と、うんざりするような主張を繰り返すこと自体おかしいのです。
M子さんの介入によって、マスコミは元婚約者を攻撃し、中には「まだそんなこと言ってるのか」「そんな金叩き返してやれ」なんていう非常識なコメントが、テレビで堂々と流されてしまいました。
当事者同士の問題が、M子さんの介入のせいで一方的に断罪され、「元婚約者のせいで若い二人は引き離されている」といった記事まで書かれました。
本当は何度もお金を無心されたせいで、元婚約者はローンを払えなくなって車を売るはめになっています。
ぞのくらい、KK親子に尽くしてくれた恩人だったのに。
M子さんは悪びれることなく「事実ではない物語が本当のことのように広まったことに恐怖を覚える」なんて言っています。
元婚約者の方こそ、そっくりそのままお返ししたい言葉でしょうに。
皇族の結婚相手が皇族の特権を利用
今まで、「皇族と結婚した人が特権を利用するなんて、そんな品のないことするわけない」という信頼がありました。
現に今までは、そんな人いなかったのです。
自分と母親に警備を要求したのは、KKが初めてだったそうです。
週刊誌の記事によると、日本で事務のバイトをしていた弁護士事務所でも、M子さんの名前を度々出していたといいます。
食事の席にM子さんを呼び出したこともある、という事なので、当然M子さんもKKが自分の名前を利用していることは知っていたはずなのです。
最初に、それを許した事自体がすでにおかしいのでは?
M子さんの「自分の立場に対する思慮の無さ」が、ここまで国民感情を悪化させてしまったのではないでしょうか。
自分の持つ力を行使し、彼氏を甘やかすのは楽しかった?のかもしれませんが、そんな年取った女社長の道楽みたいなこと、若い姫がやるべきではなかったのです。
皇族の個人としての権利
たしかに色んな制約はあると思います。
否応なく子供の頃から注目されるし、批判的な目にさらされることもあったのかもしれません。
でも皇族が人権なんて言葉を使ってしまったら、もう御終いではないですか。
人権があって私達と同じ自由があるのなら、特権の方はどうなるの?って話です。
自由が制約される代わりに、それを補って余りあるほどに特権が与えられているのです。
そして今回のKK事件で、皇族の持つ特権について多くの人が疑問を持ち始めました。
皇族の特権だけではなく、一般人のM子さんに特権を使われることへの不快感です。
M子さんが「ありがとうございました。この度結婚いたしました」くらいの会見をしていれば、現在もこれからも特権を使い続けることに、国民は寛容でいられたでしょう。
でもそうではなかったため、これからもKK夫妻の生活は(完全に自活しない限り)ずっと批判されるでしょう。
一時金を辞退する自由
この結婚への批判が多すぎて、M子さんは一時金を辞退しました。
「お金もらわないんだからほっといて」って感じでしたが、そもそもM子さんの一存で決めていい問題ではありませんでした。
言い換えれば、(今回の結婚に関してだけですが)一時金は手切れ金という側面もあったのです。
「1億5000万、ちゃんと渡したんだから後はKK家の問題ですよね」として、宮内庁とA家は今後彼らに関わらず、丸投げできたはずだったのです。
でも一時金を受け取らなかったため、今後も無期限で警備をつけ援助を続けることになりそうです。
NYから一時帰国した時の警備や車も、一時金で賄うよう言えたはずなのに、「受け取っていないから」という理由で、これからも制限なく面倒を見続けることになりそうです。
M子さんがスーツケース持って、タクシー乗り場に並ぶなんて思えないもの。
そしてKKがちゃんと自分で帝国ホテルの宿泊費を払う、なんて思えないし。
一時金という名の手切れ金、ちゃんと受け取って欲しかった!