幸せな老後のために今すぐやるべき事5点~幸せな高齢者が若い頃から続けている習慣と心得~後悔しないために気を付けること

私は普段、占い鑑定を仕事にしているので、色んな年代の方とお話する機会があります。

お話していると、必ずしも「お金があるから幸せ」とは限らないのだ、と気づかされることがよくあります。

 

 

幸せな老後のために今やるべき事とは

幸せに生活している70代以上の高齢者の方が、若い頃から続けている習慣や、気を付けている事をお聞きしてまとめてみました。

「若い頃、もっとこうしておけばよかった」という後悔の声も参考にしています。

「幸せな老後」のために今からやっておくべき事は意外と簡単で、現在の生活を豊かに楽しくしてくれるものでもあります。

 

歯を大切にする

意外だったのですが、驚く程多くの方が年齢と共に歯の大切さを痛感するとおっしゃっていました。

体調管理には気をつけている人でも、歯の事は後回しにしがちですよね。

「若い頃からもっと歯を大事にして、定期的にケアしておけば良かった」という後悔も多く聞きました。

歯が悪くなって失うのは食の楽しみだけではありません。

 

歯と共に失うもの

例えば、親しい友人や家族と旅行に行っても、食べられるものが限られているためお店選びが大変です。

例えば皆が「讃岐うどんが食べたい」と言っても、歯が悪いとコシの強い麺は食べられません。

自分だけ別のお店に行くか、皆が遠慮して合わせてくれるか。

どちらにしても、本人にとっては辛い話です。

食事の事を考えると気軽に人と旅行に行ったり、外食もできなくなります。

私の友人の祖母は総入れ歯になってから、決して人前で食事をしなかったそうです。

歯が抜けてしまったらインプラントを入れるのですが、かなり高額です。

インプラントを1本入れただけで味覚が変わってしまった、という方もいました。

 

30代の歯周病

30代で3人に2人が歯周病になっているそうです。

無症状の間は気がつかずに放置しているため、症状が進んでからでないと治療を始めないことが多いようです。

症状が進行すると最終的に歯が抜けてしまうし、口臭の原因にもなります。

年をとってから「ちゃんと定期的に歯医者さんに行っておけばよかった!」なんて後悔しないように、今のうちから歯を大事にしておきましょう。

・・・と自戒をこめて思います。

 

趣味を複数もつ

年齢に関係なく趣味は多い方が楽しいものですよね。

複数の趣味を持つ事をおすすめするのは、体力や視力の衰え、ライフスタイルの変化を考えてのことです。

若い頃はゴルフやテニス、登山 旅行などを楽しむことができても、これらは年齢と共にできなくなってしまいます。

今、楽しめる趣味以外に、足腰や視力が弱ってもできる趣味を複数見つけておくと、老後の生活が豊かになります。

例えば、年をとってから新しく楽器を習うのは大変ですが、若いうちに基礎だけでも習得しておくと、再開しやすいそうです。

 

他にも、人と一緒に楽しむ趣味(例えば囲碁や将棋、テニスなど)と、一人でも楽しめる趣味(読書やスケッチ、写真、盆栽など)の両方あると退屈しません。

 

また、アウトドア(観光やハイキング、食べ歩きなど)と、インドア(料理やお菓子作り、模型、ゲームなど)両方楽しめるようにしておくのも、おすすめです。

 

「好き」と思える対象をもつ

「好き」は愛情や興味の対象ということなのですが、これは家族や人に限らなくてもいいそうです。

ペットや芸能人、物、漫画やアニメのキャラでも「好き♪」という気持ちを持てる対象がいれば、それでいいのだとか。

いたずらしても可愛い♪

ペットはどんなに甘やかしてもグレません。

盆栽も楽しそう

 

私の70代の知人は、ある歌手の大ファンでファンクラブに入り、コンサートではグッズも買って、それは楽しそうです。

家にいてもYouTubeなどでその歌手を見ることができるので、退屈しないし。

芸能人や漫画のキャラの場合、飽きたら別の人に乗り換えることも簡単にできるので、ずっと退屈せずに楽しめます。

 

マンガについて

漫画はボケ防止に効くそうです。

年齢と共に漫画を読まなくなる人が多いのですが、漫画をばかにしてはいけません。

漫画は面白いだけでなく、脳の活性化に役立つのです。

認知症になると、漫画を読んでもストーリーが理解できなくなってきます。

普通は漫画を見た瞬間に、絵によって状況や感情、場所を理解しセリフと結びつけることができます。

漫画を読んでいる時に使う脳の働きが、認知症になると衰えていくそうです。

子供の頃は漫画を読んでいると叱られたものですが、大人になった今は「ボケ防止のため」に堂々と読めるようになりました♪

 

 

交友関係の整理

友達は多ければ多い方がいい、というわけではありません。

友達が多いという事は「その人物のために自分の時間を使う」ということでもあります。

友達から得られるのは、楽しみや喜びだけではありません。

友達に傷つけられたり、迷惑をかけられることも増えてきます。

大事にしたい交友関係と、そうではない人との線引きは、今のうちからしておきましょう。

義理で付き合っている人、何かと愚痴や悪口ばかり言ってくる人、支払い能力が違う相手、一緒にいても楽しくない人とは徐々に距離をおいていきます。

自分の生活からストレスになる人物を少しづつ遠ざけるのです。

キッパリ縁を切った方がいい相手もいますが、距離をとるだけでも十分ほっとします。

 

私達の悩み事やストレスのほとんどは、人間関係が元になっています。

親切心から話を聞いてあげただけなのに、いつのまにか他人のトラブルに巻き込まれてしまったり。

毎日のように電話をかけてきて、愚痴を言ってくる人。

もういい加減うんざりしているのに、ずっと自慢話を続ける人など。

 

面倒な人だと思った相手と次々に縁を切ってしまうと、自分の交友関係が狭くなってしまいます。

面倒な人物Aさんは、もしかしたら自分にとって大事な友達であるBさんと仲良しかもしれないからです。

Aさんとキッパリ縁を切ると、Bさんとの関係まで影響してしまいます。

Aさんはきっと、あなたの悪口をBさんに吹き込むでしょうから。

「つかず離れず」のちょうどいい距離感を取る技。

これは若い頃から試行錯誤して身につくものです。

そしてトラブルの予感がした時、サラリとその場を立ち去るタイミングの計り方も若い頃からの鍛錬の賜物です。

 

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感謝の心をもつ

特別なことがないと、なかなか感謝をする機会はないかもしれません。

「親切にしてもらった」「便宜を図ってもらった」「何か素敵な贈り物をもらった」みたいに。

でも、日常の小さなこと全てに感謝する習慣が、この先の人生を豊かにしてくれるものになるそうです。

この話をしてくださった方は、長期入院を経験した方でした。

自宅に戻った時、何を見ても、何を食べても全てに「ありがたい」という感謝の気持ちがわいてきたそうです。

健康な体、自分のベッド、窓から見える庭、家の食事とお茶、ゆっくりお風呂に入れること。

また日常に戻ることができた喜び。

全てに対して「ありがとうございます」と、いつも心の中でつぶやいていたそうです。

それが習慣になると心が穏やかになり、感謝の気持ちと共に幸福感も自然にわいてくるといいます。

そう言われて気が付いたのですが、私達が送っている便利な生活や、健康な体は当たり前のことではありません

誰かが働いてくれたおかげ。

電気を送ってくれている会社、アマゾンの配達の人、食料を生産してくれた農家の人・・・あげればキリがありません。

そして神仏やご先祖様がお守りくださっているおかげでもあります。

日常の小さなことに感謝する習慣は、老後のためだけでなく今の生活と心も豊かにしてくれます。

幸せを引き寄せる

この「感謝する」という習慣は、さらなる幸運や健康、嬉しいこと、楽しいことを引き寄せてくれるものでもあります。

なぜなら「ありがとうございます」「感謝します」という言葉には「私は既に受け取りました」という実感がこめられているからです。

引き寄せの法則で一番大切なことは、望んだことが既に叶ったという安堵感や喜び、感謝の気持ちを持つことです。

引き寄せには主語がないため、「足りない」「もっと欲しい」と思っていると、本当に足りない状況を自分で呼び寄せてしまうことになります。

いつも感謝の気持ちを持ち続けている人は、無意識に幸運を引き寄せているのです。

この習慣は、現在の生活や交友関係、仕事、健康にも良い変化をもたらしてくれます。