お墓や昔の処刑場、合戦跡地など行ってはいけない場所は多くあります。
肝試しでもないのに、わざわざそんな場所に行ったりはしませんよね。
でも、意外と知られていないのは、ただのハイキングコースです。
山の中を歩き、景色を楽しんでお弁当を広げて・・・これが危険なこともあるんです。
現在のハイキングコースの山道は、時折小鳥の声が聞こえたりしてのどかで楽しい雰囲気です。
景色もきれいで、カメラを片手に歩いている人も多く見られます。
でも、一昔前のその場所は、どんな場所だったかわかりませんよね。
これは、私の知り合いの話です。
御夫婦でハイキングに行った後、奥さんが突然高熱を出して倒れました。
普通に山歩きをして、お弁当を食べて帰った後のことだそうです。
虫に刺されたり、植物にさわったわけでもないということでした。
御主人が内科医だったので、すぐに入院して色んな検査も受けました。
でも全く原因がわからないまま、抗生物質も効かず熱は下がりませんでした。
10日以上たってから、私の霊能の師匠の所に連絡がありました。
御主人は内科医ですから、自分の奥さんが「何かの霊に祟られたのかも・・・」なんて口に出したくはなかったのでしょう。
でも、薬も効かないとあっては仕方ありません。
師匠が病院に行くと、寝込んでいる奥さんの横に老人(の霊)が立っていたそうです。
ハイキングから、ずっと奥さんについてきていたと言います。
霊視の結果、御夫婦がお弁当を食べた場所で、昔その老人が捨てられたということがわかりました。
ハイキングコースは昔、姥捨て山だったのです。
奥さんの方は生まれつき霊と波長があうタイプだったのか、一人だけつかれてしまいました。
師匠が御祈祷をした所、すぐに霊は上がっていってくれたそうです。
奥さんを恨んでいたわけではないのですが、自分がひもじい想いをして捨てられた場所で、呑気にお弁当を食べているのを見てついてきたようです。
でも、御夫婦の気持ちはわかります。
外で食べるお弁当って美味しいし。
ちょっと不安な場所では、少しだけお弁当を分けて横に置いて、心の中で「どうぞ」と言って簡単にお供えをしておくといいそうです。
縁もゆかりもない人を苦しめたくて、ついてきたわけではないので、この方法で防ぐことはできます。